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脂肪吸引の基礎知識
浜口クリニック院長 浜口雅光
梅田院 大阪市北区芝田1-1-27 脂肪吸引は1980年頃、フランス人医師によって行なわれたのが最初といわれていますが、日本での脂肪吸引は昭和60年代初め。当初は、脂肪吸引という言葉そのものも一般的ではなく、手術をするドクターも現在と比べると手探りの状態でした。どの程度の脂肪を吸引すれば良いかが判らず吸引しすぎたり、逆に脂肪吸引量が少ないために結果が充分に出ないケースも見受けられました。
しかし、今般は脂肪吸引機器の進歩も著しく、ドクターのスキルも向上した結果、脂肪吸引法は一気に大量の脂肪が吸引できるメリットをもつ手術として広く行われるようになりました。反面、術後に痛みがあること、きつい圧迫や安静期間が必要であること等デメリットもあり、現在様々な解決法が世界中で研究されています。
脂肪吸引のメリット
脂肪吸引は、皮下脂肪を除去することによって脂肪細胞の数を減少させるという手術です。脂肪細胞の数を減らし、これ以上増やさないようにするため、短期間で確実な効果が現れるというのが最大のメリットです。全身麻酔や硬膜外麻酔で行えば一気に大量の吸引が可能です。術後のリバウンドもほとんど無いといわれています。
脂肪吸引のデメリット
脂肪吸引は効果が大きい分、副作用や合併症などのリスクを伴ないます。医師の豊富な経験と技術が無いと、取り残しや凸凹、たるみといった問題が起こります。広範囲の場合身体に大きな負担がかかる上、術後の疼痛は4−5日、術後の腫れも1ヶ月以上続き、その間の通院が必要です。術後の安静や圧迫も出血を防ぐため強固にする必要があります。
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